こんにちは、もらった百合の花の匂いが強くて参っている私です。もらっておいて贅沢な話ですが、クサいもんはクサいですね。こんなことを言うから友達が少ないんでしょうね。
【ワーホリ希望者の夢を打ち砕くオランダのつらいところ特集】
私は迷っている人があれば何にも考えず「大丈夫だよ!」と背中を押すタイプです。
押したら足元が崖で奈落の底に落ちていった人もいるかもしれませんが、落ちた先は見ていない無責任押し屋です。さすが何も考えていないだけあります。
今回はXで募集して集まった3つのつらいところと、私の個人的なつらいところ合計4つを紹介します。
【外食が高い】
ランチで1800円くらいは当たり前、物価高のオランダです。
一人で1800円です。
よく例えに使われるマクドナルドですが、オランダでは場所によって値段が異なるので一概に高いとは言い難いです。公式サイトにも価格は掲載されていません。
ビッグマックの平均価格は7.45€(1.206円)と言われています。
マクドナルドでもドリンクをつけるとランチに1800円はかかりそうですね。
【トリリンガルが多いので英語の難しさが分かってもらえない】
あと何回”英語を習いたいなら日本語が母国語って割を食ってるな”と思えば天寿をまっとうできるのでしょうね。
オランダは英語の識字率90パーセントを超える超英語流暢カントリーです。
私の職場では若い世代ほど英語を上手に話します。
また、移民が多いのもオランダです。
どれくらい多いかというと、私の街にはトルコ系のスーパーが集まる地域が三ヶ所あります。スーパーが三ヶ所ではなく、肉屋や雑貨店などが集まるトルコ系のショッピングセンターが三つあるということです。
アジア系は駅前に大きいスーパーが一つあって終わりです。
移民が多いとどうなるか。
母国語プラスアルファで喋る言語があることが当たり前の世界が出来上がります。
「日本ではまあまあ英語できた方なのに、こっちでは堂々としゃべれないな」と思ったことが365日以上あります。鬱になっていないことが奇跡ですね。
そんな時は自分の出番です。
「めっちゃ喋れてるよ!前よりも上手くなってるよ!」
毎日自分を褒めちぎって就寝しています。
【背の高い人に合わせて色んな物が作られている】
これは私のつらいところです。180センチあるあなたなら何の支障もないことでしょうから、読み飛ばしてください。
ついさっき家の吊り下げ食器棚の扉のカドにこめかみをぶつけたから書いているわけではありません。痛かったなぁ。
実は私が気づいていないだけで、政府のサイトに”身長150センチ台の人はこの国に来ないことをおすすめします”と書かれているのかもしれません。
いや、むしろ書いてほしいくらい生活しにくいです。
先日、職場で「これはどこに収納したらいい?」と聞いた際に、自分の遥か頭上の棚を指されました。
「ふざけんな誰がそんなところ気づくか!」と実際に言っていませんが顔が曇ったので「台持ってこようか?」と聞かれました。持ってくるな!と言いました。
背が低いことよりも、素直でない心をお持ちの私だから生活しにくいのかもしれません。それでも私は台に乗らない。
【ずっと曇っている】
突然ですが”オランダ移住”という言葉が私は嫌いです。
その理由が、雲一つない青空の下に輝く風車、綺麗に咲き誇るチューリップ、人なんて全然いなさそうな優雅な運河沿いなど、嘘八百の写真と共に紹介されているからです。
写真が曇天で観光客に埋め尽くされた歩くスペースのない運河沿い(チューリップゼロ)になれば移住という言葉に少し好感が持てるようになるかもしれません。
とくと現実をご覧にいれましょう。
これは2月の朝8時に撮影した写真です。
これは12月の17時に撮影した写真です。
夕方じゃなくてもう夜です。
11〜1月は16時頃から朝9時までずっとこの暗さです。
11月のお昼すぎ。これでも雨が降っていないので天気はいい方と言えます。
チューリップシーズンの5月の1、2週間のために本当に1年間オランダで暮らすつもりですか?
今すぐ引き返してください。この道は土砂崩れが起きます。
【まとめ】
おいでやすオランダ!!