オランダに住んでいる人(31歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。
【ピザこそチーズそのものです】
オランダの片隅にて、やっと夏らしくなってきたのでたぷたぷの二の腕を晒す日々を送っている。
先日、ポーランドに行ってきた。
元同僚が現在ワルシャワに住んでいるから会いに行ったのだ。
日本に比べるとかなり近距離だが、実現まで半年かかった。
理由は簡単、暖かくなる季節を待っていたからだ。
オランダでさえ寒いと感じているのに、もっと東に行けば駅から降りた瞬間死んでしまうかもしれない。
今回は行きの電車の出来事を書きたい。
この旅行が初めて”オランダから出る”行事であった。
私がスキポール空港で、何のこだわりもなく購入した格安SIMはそのまま使えるのかを調べないまま来てしまった。
しかし、長距離列車のDBは以前にも利用したことがある。
Wi-Fiが無料なのだ。
無料というか、飛行機よりほんの少しだけ安いだけの運賃に含まれているのだ。
事件はベルリンで、ワルシャワ行きに乗り換えたところで起きた。
さっきまでびゅんびゅん飛んでいたWi-Fiが消えたのだ。
仕方なく私は駅のWi-Fiに接続して発車を待った。
代わりといっては何だが、オランダ〜ベルリンの時にはなかった電源が各座席についていた。
電源とWi-Fi、二つ同時に揃うことはないのか。
がっかりしながら、一等席ならどちらも揃っているのか?と飛行機と同等の値段がする一等席を羨んだ。
何のアナウンスもなく列車が不親切に発車すると、駅Wi-Fiは彼方に消えた。
私の席がWi-Fiに無視されているかもしれないので、切符を確認しに来た車掌さんに尋ねた。
「Wi-Fiありますか?」
「ないよ」
秒だった。
「Wi-Fiないんですか?」
「ない」
答える前から口が”NO”だった。
私は100ユーロ以上の運賃を払っているので、信じたくなかった。
だってオランダのNSなら、各駅停車でもWi-Fiは飛んでいる。
ついもう一度聞いてしまった。
「有料のWi-Fiならあるんですか?」
「ないの」
なかった。
Wi-Fiは当たり前じゃなかった。
頭の中の加藤浩次が”当たり前じゃないからな!”とWi-Fi乞食の私を叱った。
車内で公開説教されている気持ちになった。
その後無事に、ポーランドはEU圏内なので追加料金なしでギガを消費できるとわかり、車内でYouTubeを観つつ快適に過ごした。
しかし、途中で電源タップから電気が来なくなった。
それも頭の中の加藤浩次が”当たり前じゃないからな!”と叱咤した。
この電車ではないが、オランダに帰還するDB車内では、5つ確認したトイレ全てにトイレットペーパーがなかった。
当たり前・・・
DBに乗る際は、加藤浩次を常駐させておいた方がいい。