オランダに住んでいる人(30歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。
【アプリない時、どうしてたの?】
オランダの都心にて、毎晩上がる誰かによる個人的な花火の音をBGMに床に就いている。
私はオランダに来てから習慣が変わった。
それは、Googleマップに関することだ。
目的地へのざっくりした経路をGoogleマップで検索した後は、NS(電車)のアプリに移行する。
その電車が果たして”本当に走っているのか”確認するためだ。
Googleマップが不正確なのではない。
刻一刻とNSの運行が変わるため、Googleマップでさえも追いつかないのだ。
大雪なのか?
地震があった影響で遅れているのか?
いや、違う。
なんでもないような平日の朝からアクシデントは発生する。
”ドアが開かない故障の影響で本数が少なくなっています”
”工事の影響で本数が少なくなっています”
なんせ、彼らはすぐさま本数を減らす。
これはこの記事を書く前に起こったことなのだが、
”アムステルダムとロッテルダムの間で工事により本数が少なくなっています”
そんな表示が出ていた。
よって私がGoogleマップで確認した列車は当然のようにキャンセルされていた。
昼間だからいいか、ではないのだ。
常に確認しないと影響を受けるのは自分なのだ。
そう、私は呆れている。
ダブルデッカー(二階建て)で極力揺れないように高い床で作られた車体。
自転車を置きやすいように設計された車内。
喋りたい人と、移動中に仕事をしたい人のために分けられた普通車とサイレント車。
以前はなかったが、次の駅がどこか分かるように各車に取り付けられたモニター。
サービスは完璧なのに、肝心の電車のダイヤが乱れまくっているのだ。
乗れば素晴らしいけど、乗るまでが難儀な電車。
私はこれからも電車で通勤せねばならぬので、なんとかこの事態は由々しきことだと、オランダの人々に気づいて頂きたい。