オランダワーキングホリデー情報局

オランダでのワーキングホリデー(2021-2022)の情報基地。毎年200人行っているはずなのに全員地球からログアウトしたのか、情報が少ないので立ち上げました。最近はオランダの病院で働くブログ。

【オランダワーホリ最大の難関:部屋探しの常識】

オランダに住んでいる人(31歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。

 

 

 

【オランダで部屋探しは思ったより難しいぜ】

 

オランダの片隅にて、結局リピートして買っているお菓子はチートスの私がお送りする。

 

先日、無事に1年間のオランダでのワーホリ生活を終えたので、少し自分の生活を振り返る余裕ができた。

 

今回は”部屋探し”の正解を紹介したい。

 

私の探し方はもちろん、かつてホステルの同僚だった大学生の2名と私が選んだ次の住人の話も交えたい。

 

 

 

【大学生のAちゃんの場合】

彼女が主に使っていたツールはFacebookだ。

 

オランダでは部屋を借りる際は、誰も不動産屋に向かわない。

 

まずはFBで無料の情報を漁るところから始める。

 

FBの検索ページに”自分が住みたい地域 kamer(オランダ語の部屋)”を入力すると、その地域の空き部屋情報コミュニティが出現する。

 

そのコミュニティに参加すると情報が見られるというわけだ。

 

Aちゃんはそこで自分の条件に合う部屋の貸し主にコンタクトを取り、木曜日の夕方に内見の約束を取り付けた。

 

問い合わせの件数が多すぎて、内見の約束まで辿り着くこと自体が稀なので、Aちゃんはこの時点でかなりラッキーと言えよう。

 

いよいよ迎えた内見の日、Aちゃんはスーパーでワインを購入し部屋に向かった。

 

その日はAちゃん以外にも見学者が来ることになっており、内見者で立食パーティーが行われる予定だったからだ。

 

私が「まだ借りるか決まっていないのにワインを持っていくの?」と尋ねると、彼女は「印象をつけないとね」と微笑んだ。

 

彼女の作戦は功を奏さず、20名いた内見者の誰かに入居者は決まってしまった。

 

その後も何度か内見に行ったAちゃんだったが、最終的に数ヶ月旅行に行く友人の家でペットシッターをすることに落ち着いた。

 

ペットシッターをしている数ヶ月の間に引き続き部屋を探す予定だそうだ。

 

Aちゃんは結果、部屋探し戦争に敗れてしまったが、Aちゃんには救う神がいたというわけだ。

 

 

 

【大学生のRくんの場合】

Rくんは大学が始まってから部屋がないことに気づき、ホステルに住み込みで働き出した。

 

部屋探しにおいてはかなり後手と言えよう。

 

Rくんが部屋を見つけたのは、Kamernetだ。

 

KamernetはFBと違い有料サイトではあるが、詐欺などが少なく、利用者も多い印象だ。

 

Rくんは大学に程近い、倉庫を改装して作られた部屋に住んでいる。

 

同居人は1人で、20人以上共同キッチンがざらの学生マンションに比べるとかなり落ち着いた環境といえよう。

 

Rくんに競争相手がいたのか聞くのは忘れてしまったが、内見から入居まで1週間もなく、すぐに決まったそうだ。

 

Rくんの勝因を、私はその速さだと感じている。

 

メッセージを送ってその週に内見、入居決定から振り込みまで1週間もなかったように思う。

 

 

 

【大学生Cちゃんの話】

Cちゃんは私が退去することになった部屋を譲った相手だ。

 

私はSNS(日本語)と、オランダ掲示板で後釜探しを行った。

 

私の住んでいたシェアハウスでは、オーナーは入居者探しに関与せず、その代わり退去の時も自分で住人を選んでねというスタイルだった。

 

日本語だけで情報を記載していたのに、日本語は少ししかわからないという台湾のCちゃんが内見に来た。

 

日本語話者の友人に聞いたらしい。

 

Cちゃんが来る前には、掲示板経由で連絡のあった日本の女性がリモートで内見に来ていた。

 

彼女に決めた理由は一つだ。

 

明るい。

 

リモート内見者の直後に彼女に会ったのだが、とにかく明るかった。

 

その二択だったらと、私は明るい彼女を選んだのだった。

 

性別も年代も特に双方に変わりはなかったが、ただ明るいから選んだ。

 

シェアハウスに関してだが、暗い人より明るい人が選ばれる傾向にあると思う。

 

退去者が次の住人を選ぶパターンだと、ハウスの雰囲気をより楽しくしてくれそうな人を選びたいからだ。

 

彼女の第一印象はそういった意味では満点だった。

 

 

 

【私の場合】

さて、では私はそのシェアハウスにどうアプローチしたかをお伝えしよう。

 

Kamernetに最小の期間(たしか2週間)有料会員登録し、その期間に狙いをつけている地域の空き部屋に片っ端からメッセージを送りアプローチした。

 

11月に行った。

 

その期間なら、部屋にあぶれた大学生もぼちぼち部屋が決まり出し、落ち着いて内見ができると考えたからだ。

 

その作戦が功を奏したのか、私が内見した部屋は「あなた以外に1人だけ申し込みがあった」と激戦区ではなかった。

 

駅近だが、大学のある都市ではないことも重要だった。

 

大学のある駅はどうしても学生寮が多く、そもそもワーホリは対象から弾かれる。

 

Aちゃんの姿勢を習って、内見の際は手土産も忘れなかった。

 

その日のうちに入居決定のしらせをもらったときは、飛び跳ねたいほど嬉しかった。

 

これまでに1件断られ、1件は見学に行って返信待ちといった状況だった。

 

結局断られたのは1件だけだったが、返信のない貸し主は50を超えたように思う。

 

数に拘らず、とにかく打ちまくれば当たる。

 

 

【まとめ】

メッセージを送っても無視なんてざらにあるので、気にせずどんどん次に行こう!

 

 

 

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