オランダワーキングホリデー情報局

オランダでのワーキングホリデー(2021-2022)の情報基地。毎年200人行っているはずなのに全員地球からログアウトしたのか、情報が少ないので立ち上げました。

【目の前のガラスをバリーン】

オランダに住んでいる人(30歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。

 

 

【どうしてここに来ましたか?の本当の答え】

 

オランダの都市部にて、アヤックスの試合の日がやっぱり一番心躍るなと思いながら生活している。

 

よく聞かれることがある。

 

一つ目は「日本って豊かな国じゃなかったっけ」

 

二つ目は「どうしてアヤックスが好きなの?」

 

いずれも私と初対面の方には必ず説明していることなので、改めて書いてみることにした。

 

ただし設問2は2014年のワールドカップで〜、と間伸びした説明になるので省略したい。

 

設問1は、「オランダが好きだから!」としか回答してこなかった。

 

表面上は豊かでも”女に権利のない国”だから出てきた。

 

これは、初対面にしては重い回答だから言わない。

 

アジアの中でも風土はアジア、社会のシステムはアジアっぽくない日本。

 

しかし、その古くて埃っぽい匂いのする父兄制度は健在だと感じる。

 

私は家にお客さんが来て、父がお茶を淹れているところを見たことがない。

 

母の方が上手く出来るから、ではない。

 

父にとってそれは、”自分はしなくていい仕事”だと自動で脳内で処理されているように見えた。

 

先日、オランダの友人の家を訪れた時のことだ。

 

友人の父親は、何処の馬の骨かよく分からない私に「お茶にする?コーヒーがいい?お水もあるよ?」と沢山選択肢を与えてくれた。

 

そしてそのまま自身でキッチンに行き、コーヒーを淹れてくれたのだ。

 

目玉が西川きよしになるところだった。

 

てっきり横でだらんとソファに腰掛けている母親が淹れるものと私の脳が未来を勝手に処理していた。

 

なんて小さな箱の中で育ってきたのだろうと感じた。

 

これからも私はたくさん常識を更新していきたい。

 

オランダは、埃にまみれた常識を更新するには最適な場所に思えてならない。

 

くだらない未来は切り捨ててやる。