オランダワーキングホリデー情報局

オランダでのワーキングホリデー(2021-2022)の情報基地。毎年200人行っているはずなのに全員地球からログアウトしたのか、情報が少ないので立ち上げました。

【考えの変化】

オランダに住んでいる人(31歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。

 

 

【心躍らないから】

 

オランダの片隅にて、プチトラウマを乗り越えた私がお送りする。

 

私はアジアンスーパーが嫌いだ。

 

私の食文化がマイノリティーになってしまったことを自覚するからだ。

 

インドネシアとか、タイとか、今まで東南アジアの食料品店に売っていた”プチ旅行気分”になれるものに私の主食である袋麺が加えられているところを見ると、

 

何故?という気持ちになるからだ。

 

何故?ここにラ王が。

 

ラ王はイオンで5列くらい場所を取って陳列されている大人気商品なのに。

 

冷麺も最高に美味しいのに。

 

そうか、ここで私はマイノリティーなのか。

 

こんな風に大好きなはずのオランダから見放された気持ちになるので、苦手だった。

 

先日、タイ米に飽きた私はどうしてもふっくらもっちりとした米が食いたいと思い、アジアンスーパーに足を運んだ。

 

渡航して2回目の訪問だった。

 

ついでに醤油も、もちろん袋麺も入手する予定だった。

 

その店が広かったこともあるが、私は品揃えの多さに驚いた。

 

イオンに比べれば値は張るが、ラ王も期間限定以外全て揃っているし、なんなら中国の袋麺も美味しそうだから試してみたい。

 

というか、ワクワクする。

 

陳列する品々全てがキラキラと光を放ち、なんでもんかんでも買って試したくなる。

 

見たことあるお菓子と、見たことのないお菓子が混ざり合った棚は逆にみたことないものに手を伸ばしたくなる不思議。

 

結果私は予定にはなかったお菓子も両手に抱えてレジに向かった。

 

楽しい。

 

入店することはマイノリティーだが、入店してからは私がマイノリティーであることを忘れる遊園地だった。