オランダに住んでいる人(30歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。
【俺がよく言われる】
オランダ人にすら「行ったことない」と言われる都市のホステルにて住み込みで働いている。
その日は清掃に入っており、アイルランド人で、奇跡的にイギリス訛りの強くないMちゃんと同じシフトだった。
清掃中に近寄ると、彼女のスマホからはギターのイージーリスニングが流れている。
大音量でヒップホップをかけるインド人とは違い、彼女のほんのり聞こえる音量が私は好きだ。
18歳でまだまだ社会に出たてなので、少しばかりの遠慮があるのかもしれない。
彼女は働き者で、「この部屋のベッドメイクが終わったら教えるね〜」といってベッドメイク以外に水回りも知らぬ間にやっていてくれる。
しかし、その上を行くのが私だ。
「ここのトイレは、シーツを運んできた後にやるね〜」と彼女が言い残していったトイレを、彼女がシーツを運んでくる間に終わらせたことがあった。
「え!?もう終わらせたの!?」
今までの相棒だったポルトガルボーイ、スペインガールは「ありがとう〜」と言って終わるのだが彼女は違った。
「ちょっとりんちゃん、働きすぎなんだけど!休憩しないと!私悪く感じちゃう!」
出た。
これが私がこのホステルで言われる言葉一位である。
”働きすぎ”
昼休憩以外にもタバコをふかしたり、コーヒーを淹れに行く仲間とは違い、私は働き出したら止められない。
大阪弁で言うと
「ガッとやってサッと終わらしたいねん。」
そんなことを言い返さず「こんなの朝飯前だから〜」と微笑んでおいた。
タバコもコーヒーもそんなに好きじゃないので、今度からこのブログを推敲して下書きで保存していこうかと考えている。
考えているだけで、実行出来ない気がするが。