オランダワーキングホリデー情報局

オランダでのワーキングホリデー(2021-2022)の情報基地。毎年200人行っているはずなのに全員地球からログアウトしたのか、情報が少ないので立ち上げました。

【人間以外も泊まれます】

オランダに住んでいる人(30歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。

 

 

【人間以外もよく来るホステル】

 

オランダ、北ブラバント州だけど地図的には南に位置するややこしい街のホステルにて住み込みで働いている。

 

先日、ルームメイトからこんな報告を受けた。

 

「ルーム16に猫がいた」

 

「はい?」

 

思わず聞き返してしまったが、このホステルにはよく猫が出入りしている。

 

開けっ放しの裏口から入り主にスタッフ用キッチンを巡回し食べ物がないか探している。

 

それを見つけた私たちは一応「ダメだよ〜」と言いながら外まで追い返すのだが、声は全くダメそうじゃない。ニコニコしながら対応している。

 

オーナー夫婦の妻だけが「猫を見たらキックで追い返して!」と強気だ。

 

はいはい蹴りますよ、と笑って返事をしたら「いやマジだから」と言い返されて驚いたくらいだ。

さて、休みの日にこんな連絡が来た。 「てんとう虫がルーム11にいる」 はて、てんとう虫の英語ってLadybugだったよな?と思った。 メッセージと共に掃除機でてんとう虫を吸っている様子が添付されていた。 その掃除機、明日私が清掃で使うのだが。 ホステルに帰宅して聞いてみると一匹ではなく大群が窓の内側に張り付いていたという。 たしかにゴミ捨て場でてんとう虫を見たことはあるのだが、室内から沸いているとは思わなかった。 インド人「窓を開けっぱなしにしてるから入ってきたんだね」 そっちか。 何故かすぐ「沸いている」「繁殖している」というハムナプトラ的発想になってしまった。ホラー映画愛好家の悪い癖だ。 後日ルーム11に清掃に入るとてんとう虫はたった一匹になっていた。ほっと胸を撫で下ろすと同時に手に持っている掃除機に奴らはまだいるのだと思い出してしまった。 ところでホステルで聞いて衝撃だった話がある。 オランダ人「今朝いた子供二人はどのゲストの子供?」 オランダ人「近所の子供だよ。ホステルを横切ったら駐車場が近いからたまに来るんだよね」 ゲストでもないのに堂々とホステルの表から入って裏口から出ていく。 私が生きていて一回も試したことのない横切りだ。 もしやホステルの前身の銀行の頃から横切っていたのかもしれない。 幽霊じゃなくてよかった。それ以外に良い点はない。 次は犬か、幽霊か。ホステルにはいろんな人間以外も集う。