オランダワーキングホリデー情報局

オランダでのワーキングホリデー(2021-2022)の情報基地。毎年200人行っているはずなのに全員地球からログアウトしたのか、情報が少ないので立ち上げました。

【カプチーノ論争】

オランダに住んでいる人(30歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。

 

 

【これはカプチーノですか?】

 

オランダに住んでいるのか曖昧になってきたが、ひとまずホステルで働いている。

 

ホステルは地下にバーがあり、従業員ならいつでも無料でコーヒーが飲める。

 

オーナーは気前がいいので、辞めてもうちに来ればコーヒーは未来永劫無料だと言っていたらしい。

 

伝聞なので本当かどうか分からない。

 

さて、休憩中にレセプションのオランダ人がカプチーノを作っていた時のことだ。

 

イタリア人「何それ?」

 

オランダ人「カプチーノだけど」

 

イタリア人「カプチーノはそんなにミルクがふわふわしてないよ」

 

オランダ人「うるさい」

 

彼女の作ったカプチーノは、日本でいうところの猫がコーヒーに乗っかっているデザインだった。

 

つまり、泡が山盛りだった。

 

カプチーノは日本では市民権を得ているが、イタリアでは違うようだ。

 

これをきっかけにイタリア人はオランダ人を小馬鹿に、いや親しみを持って接するようになった。

 

上記の話を、夕飯を食べながら本人達からバーで聞いていた時のことである。

 

オランダ人「でも私、このホステルで一番美味しいカプチーノを作る自信がある!」

 

そう言った彼女の横には、このホステルで七月から働いている1番の先輩(インド人)がいたのだった。

 

彼は他のレストランでも働いているので、コーヒーの腕はピカイチだ。

 

インド人「じゃあ勝負しよう」

 

運が悪い。

 

10分くらい待っていると、泡を注文したっけと思わせるカプチーノと、表面にハートの描かれたカプチーノが出てきた。

 

イタリア人「君のカプチーノはこれ(山の画像)」

 

オランダ人「は!?」

 

私「思ったよりかなり泡がある」

 

スペイン人「富士山みたいだね」

 

全員「「「インド人の勝利ー!!」」」

 

 

驚くオランダ人に、後で猫カプチーノの写真を見せるとこう言っていた。

 

「かわいい!これじゃん!私がやりたかったの!」

 

そうなの?