オランダワーキングホリデー情報局

オランダでのワーキングホリデー(2021-2022)の情報基地。毎年200人行っているはずなのに全員地球からログアウトしたのか、情報が少ないので立ち上げました。

【寝ろよ】

オランダに住んでいる人(30歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。

 

【風邪引いたから休むわ】

 

オランダの、都会といえば都会だし田舎といえば田舎の街にあるホステルにて住み込みで働いている。

 

日曜のホステルは1週間で一番忙しい。

 

ほぼ全ての部屋がチェックアウトするのでフロントは朝が地獄だ。

 

ほぼ全ての部屋がチェックアウトするので清掃は全時間帯が地獄だ。

 

というわけで日曜だけは普段通りの2名ではなく3名シフトに入っていることが多い。

 

急げば2名でも回るのだが、シフトが終わった後に立てないくらいしんどくなるため3名いた方がありがたい。

 

さて、シフトの前にアイルランド少女と会った時のことである。こんなことを言われた。

 

「ごめん、今日体調悪いから休むわ〜。喉痛いんだよね。」

 

共用ドミトリーに住んでいるため、彼女が咳き込んでいることは知っていた。

 

だけど、今日一緒に働くポルトガルボーイも風邪を引いており、彼女より咳き込み方がえげつない。

 

「あ、そうなんだ分かった。」

 

日本生まれ、日本の社会経験者の私は”風邪ごときで休むなアマちゃんが!”と頭の中の鬼上司が出現したが、上司にはすぐさま退去頂いた。ここはオランダだ。

 

その後、シフトの前にバーでコーヒーを一杯頂いていた時のことである。

 

インド人が声を掛けてきた。

 

「聞いた?アイルランドちゃん今日は休むって。」

 

なんで朝食シフトでずっと働いていたはずのインド人が知っているんだろう。

 

ひょっとして、私が怒るタイプかどうか相談したのか?

 

嫌な想像が頭をよぎったが、すぐさま頭の中のネガティブ思考には退去頂いた。ここはオランダだ。

 

その後、私のシフト中にレセプションでくっちゃべっているアイルランド少女を見つけた時は流石に「寝ろよ」と思ったが、またまた登場した鬼上司には「分かるわ〜」と言ってなだめておいた。

 

全然納得していなかった上司は「ブログに書く」と言っていた。

 

そして彼女はその日の夕方、まるで1日仕事をしたかのようにロビーをぶらついていた。喉が痛いけど、喋ることは止めない。

 

あったかくして早めに寝ろよ!