オランダに住んでいる人(30歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。
【子供こどもコドモ!オランダ】
私は三度の飯より動物園が好きだ。
実際動物園に来たら、昼ごはんを食べ忘れてしまうくらい、動物さん達に夢中になることもある。
オランダに住みだして二週間、訪れた動物園は三箇所。
アルティス動物園(Artis Zoo)
アウエハンツ動物園(Ouwehands Dierenpark)
バーガーズ動物園(Burger's Zoo)
アルティス動物園はオランダ唯一の都市型動物園(上野動物園や天王寺動物園を思い浮かべれくれると近い)なので、大きくはないのだが、その他アムステルダム市内にない動物園はこぞって広い。
郊外の動物園は決まって子供たちが遊べるスペースがある。
・ドッチボールのコートくらい広いゴムでできた跳ねる床(子供達は夢中)
・下に落ちたら下半身が水浸しになるターザンロープ(子供達は夢中)
・随分たわむので、渡ると一瞬だけ下の池に浸かる吊り橋(子供達は夢中)
・木製巨大ジャングルジム(子供達は夢中)
このように、動物さん達に飽きた子供達に優しい設計をしているのがオランダの動物園である。
遊び場は入り口付近や中腹にあるので、「あそこで遊びたいから入り口まで戻りたい!」などバカでかい園内で子供に駄々をこねられても、「ここにも遊具はあるわリトルパンプキン」と提案することができる。
リトルパンプキンってよく映画で聞くけど実際に言ってる人はまだオランダでは観たことがない。
多分、アメリカの文化なんだろう、多分。
私には気になることがある。
「お前ら、遊びに来てないか?」
つまり、動物を観に来てる子供達が一人もいない気がするのである。
「この子、ずっとターザンロープにいないか?」
「この子、さっきは違う場所の遊具で遊んでいたような・・・。」
入園料26ユーロ(2000円以上する)でジャングルジム。
親御さんは、時間を忘れて遊んでくれることを願っているのか、それともちょっとはキリンにも興味を持って欲しいのか、気になるところである。