オランダワーキングホリデー情報局

オランダでのワーキングホリデー(2021-2022)の情報基地。毎年200人行っているはずなのに全員地球からログアウトしたのか、情報が少ないので立ち上げました。

【なんでThuisbezorgdは人気なのに来るのが遅いの?】

オランダに住んでいる人(31歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。

 

 

【私たちは合法的にサボっています】

 

オランダの住宅街にて、気候が信用できないのでまだ厚めの長袖を出したままの日々を送っている。

 

”どうしてオランダのフードデリバリーは遅いのか100選”

 

フードデリバリーを利用したことのある人なら一度は経験したことがあるであろう、

 

 

・いつまでたってもデリバリーが店を出ない

 

・なんで高い金を払ってるのにすごい待つんだ

 

 

これを解消していきたい。

 

さて、冒頭で不愉快なお知らせなのだが、注文者に出来ることはゼロだ。

 

しかし、どういう仕組みなのか分かれば少しは溜飲が下がるかなと考えたまでだ。

 

 

理由1:休憩のタイミングが全員同じ

 

まず今回紹介するのはお店が自身でライダーを雇っていない場合である。

 

つまりThuisbezorgdやUberに配達業務を委託している場合である。

 

これの差についてだが、残念ながらアプリやウェブ上では注文者からは確認できない。

 

配達に来たライダーに

 

「君はお店から来てるの?それともThuisに所属してるの?」と聞くしか方法はない。

 

前者の場合、正直当たりだと思って頂きたい。

 

何故ならライダーはお店に帰って休憩できるし、注文のない時はカウンターで黙ってスマホゲームをしていても給料は発生する。

 

その代わり、出来たらすぐ運べるようなシステムになっている。

 

何故なら彼らは店に行かなくていい、そこが店なのだから。

 

そして”お店雇われライダー”がサボるのは、配達が終わった後だ。

 

なので注文が来るのは早いと言える。

 

配達先のマンションの前でスマホを弄ったり、店の近くにあるベンチでのほほんとしたり、それはとにかく配達後の話なのだから。

 

 

さて、では”Thuis雇われライダー”はというと、さっさと帰って雨宿りしたり、自由に使えるWi-Fiがない。

 

するとどうなるか。

 

全員同じタイミングで休憩をとるのだ。

 

そのタイミングとは、配達が終わった後だ。

 

配達時に使うアプリ上に”配達完了”ボタンがある。

 

それを実際の配達時間より10分遅らせてタップする。

 

そう、”次のオーダー”が入る前に休憩するのだ。

 

30分以上”配達完了”ボタンを押さないと、本部に見つかり、グループチャット上で指摘されるので我々はそこを全力で避けている。

 

あれはめちゃくちゃ恥ずかしい指摘だ。200名以上のライダーが参加するチャットで名指しはさぞびっくりしたことだろう。

 

もしくは、次のオーダーが入ってからもしばし休憩したい。

 

こちらとしてはそんなに早く店に行っても、どうせ出来ていないことが多いからだ。

 

例えばユトレヒト中央のマクドナルドは、金曜夜だと平均30分間待たされる。

 

混み合った店内で鮨詰めになるより、広々とした公園のベンチでぼーっとしていたい気持ちが分からなくはないだろう。

 

そう、配達の遅い理由はここにある。

 

配達完了→次の配達先までの移動

 

この時間しか実質休めないのだ。

 

その理由は2で追記するとしよう。

 

 

理由2:監視者倍増

 

注文を受け取ったら、どのライダーも素早く配達先へ向かう。

 

つまり、ここで休憩を挟むライダーはいないのだ。

 

その理由は簡単だ。

 

注文を受け取ったら最後、注文者のアプリ上もしくはウェブ上に自分(ライダー)の位置が表示されるのだ。

 

サボれない。

 

ここで途中に「あ、あそこの公園タバコ吸ったら気持ちよさそう」とふらっと公園に寄ろうものなら、バレる。

 

秒でバレる。

 

Thuisの位置情報は狂いがなく、ほぼリアルタイムで更新される。

 

やっと着いた配達先で「こいつさっきなんでもない道に10分いたな・・・」と疑いの目を向けられることは御免だ。

 

 

理由3:どうせ出来ていない

 

ひょっとしたら最も多い理由はこれかも知れない。

 

とにかくピーク時は注文が殺到する。

 

厨房に人が明らかに足りていないのに、注文を閉じることは出来ないらしく、山のようにライダーが集まってくるお店があった。

 

ユトレヒトの韓国料理店だ。

 

そのお店までとはいかないが、システム化されたマクドナルドでも30分は待つことがザラなことを思い出して頂きたい。

 

私はお店側が”この時間帯はこれ以上注文を受け付けない”というリミットを設けるべきだと考えている。

 

もしくは、混雑具合を注文前にお知らせしてくれる機能だ。

 

今のThuisアプリでは、配達にかかる時間は注文最終画面に表示される仕様になっている。

 

つまり、全ての美味しそうな料理を選び終わった後だ。

 

それでは遅いと思うのは私だけだろうか。

 

お店を選ぶ時点で、今は混んでいるかどうか知らせたほうがいいに決まっている。

 

注文者も「今日はどうしてもカレーが食いたい!」と思って注文するわけではないと感じている。

 

「なんかエスニックっぽいのがいいな」

 

そんな気持ちで選んではいないだろうか。

 

であれば、アプリ上で”今混んでいます(遅延中)”と表示されているお店より、”すぐに配達可能です(ガラガラ)”のお店を選ぶだろう。

 

配達にかかる時間だって、味を左右するのだから。

 

まぁ、中には「このお店混んでいるから美味しいに違いない!」と待ち時間を味に換算する人もいるだろうが、そういう人には是非厨房を見ていただきたい。

 

「このお店、このおじさんしかシェフいないのかな」と心配になるお店は結構ある。

 

 

 

以上、俺たちはどうしても休憩したいレポートでした。