オランダワーキングホリデー情報局

オランダでのワーキングホリデー(2021-2022)の情報基地。毎年200人行っているはずなのに全員地球からログアウトしたのか、情報が少ないので立ち上げました。最近はオランダの病院で働くブログ。

【嫌いではないけどそんなに好きじゃないものが世の中には多すぎる】

オランダに住んでいる人(30歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。

 

 

【タイミングが悪い】

 

オランダの住宅街にて、家から桜の木々が見えるので毎日ほっこりしている。

 

私は気分屋である。

 

例えば今日は、アムステルダムの写真美術館に行こうと思っていたが、美術館の開館時間を調べた後に

 

「明日はきっと一仕事終えた後、コーヒーが飲みたくなるだろうな」と夢想した。

 

最終的に今日は、近所のカフェに足を運ぶことにした。

 

それもまだ、午前中の段階で2ヶ所のカフェで迷っている。

 

午後になれば、バーガーキングでチキンバーガーを貪っている可能性もなきにしもあらずだ。

 

気分屋に優柔不断がほんの少しトッピングされている。

 

そういえば前回もアムステルダムの博物館に行こうとして、ハールレムの猫カフェに行っていたことがある。

 

目的地も目的も何もかもがすり替わってしまっている。

 

だけど、この急激な変更についてこれるのは30年の経験から私だけだと知っているので、友人と連れ添う時は発動しないように心がけている。

 

その分、反動で一人の休日の予定がくるくる変わっているのかもしれない。

 

 

この気分は、食べ物にも影響している。

 

「今日はいけるのでは」と、今日がなんでもない日に苦手なものにチャレンジしがちなのだ。

 

狩猟時代に生きていたならば、食べられないキノコを「ちょっとだけやったらいけるんちゃうん」と口にして泡を噴いて倒れていたであろう

 

現代に生まれてよかった。

 

あの日はまさに、チャレンジの日だった。

 

スーパーにて。

 

普段なら選ばないラズベリーのヨーグルトだが、いつものイチゴよりそちらを手に取った。

 

えてして、私の冷蔵庫にはラズベリーの1kgのヨーグルトが入っている。

 

チャレンジにしては1kgは確かに無茶だった。

 

幸運なことに、破天荒な私の予想通りそのヨーグルトは美味しかったのだ。

 

問題はそこではない。

 

私の冷蔵庫をちらりと見た友人が私をラズベリー好きと勘違いしたのだ。

 

ラズベリー買ってきたよ」

 

次の週は手土産に、生のラズベリーをくれた。

 

あまり好きではない。

 

砂糖にまみれたヨーグルトだから食べられたのだ。

 

あの口の中に残るつぶつぶ感が苦手だ。

 

「ああ、うん、ありがとう」

 

いつ「実はそんなに好きじゃない」と言おうか。