オランダワーキングホリデー情報局

オランダでのワーキングホリデー(2021-2022)の情報基地。毎年200人行っているはずなのに全員地球からログアウトしたのか、情報が少ないので立ち上げました。最近はオランダの病院で働くブログ。

【で?パンには飽きたの?】

オランダに住んでいる人(30歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。

 

 

【パン撲滅運動】

 

オランダのホステルに住み込みで働くという、よく分からない人生を送っている。

 

先週末からスペイン人が新しく住み込みメンバーに加入した。

 

180cm以上ある、背もお腹もそこそこ大きい彼は25歳だ。

 

エイントホーフェンに大学生の頃4年間住んでいたらしく、初対面の挨拶はこうだった。

 

アヤックス好きなの?」

 

「うん。そういう貴方は?」

 

PSV

 

きた。

 

エイントホーフェンといえばビッグクラブPSVだ。

 

それから彼とはサッカーの話しかしなくなったが、イタリア人がバーのシフトに入っている時に、バーでこんな話になった。

 

スペイン「ちょっと足りなかったからパンもらお」

 

私たちのランチのパンが余っていたのだ。

 

彼はものの三日で夕飯もタダ飯(パン)にし出した。住み込み史上最速かもしれない。

 

度胸に感心していると

 

「で?パンには飽きたの?」

 

イタリア人と私に向けて質問だ。

 

私はまっすぐ彼を見つめながら「米が食いたい」と答えた。

 

あったかい飯が食いたいのだ。

 

ここのランチはいつも焼いたハード系のパンに冷めたチーズを挟むかトースターでぺしゃんこにしてパニーニにするかだ。

 

二択じゃなく米が食いたい。

 

「俺だって米が食いたいよ!」

 

イタリア人も応戦した。

 

「俺だって昼はライスがいいよ」

 

なんだかスペインの彼が諸悪の根源みたいになっているが、彼はただ質問しただけである。

 

スペイン「じゃあ今度夕飯にライスを作ろう」

 

諸悪の根源ではなくゴッドだった。

 

料理をしない私は目をキラキラさせた。

 

「明日は友達と約束があるから、それ以降でいい!?」

 

おまけに日付の指定もした。

 

随分図々しくなったものだ。

 

「オッケー。卵とトマトで和えたやつね」

 

いや白米でいい。