オランダワーキングホリデー情報局

オランダでのワーキングホリデー(2021-2022)の情報基地。毎年200人行っているはずなのに全員地球からログアウトしたのか、情報が少ないので立ち上げました。

【収集癖と断捨離】

オランダに住んでいる人(30歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。

 

 

 

【素直謙虚感謝!】

 

 

私が働くホステルでは、お客様が部屋に残したものは、高価なもの以外もらっていいことになっている。

 

オーナー夫婦に確認したことはないが、以前レセプションスタッフにお客様のものだった毛布をもらったことがあるので、清掃スタッフだけの認識ではないようだ。

 

先日、清掃を終えたナイジェリア人に声をかけられた。

 

「これ、りんちゃんの?」

 

有線イヤホンだったので、違うよ?私はイヤーポッズ2を使っているよ。Apple信者だからね、新品でオフィシャルサイトから買ったよ、刻印入りだよ。と答えると

 

「じゃ、もらお!」

 

嬉しそうに口にした。

 

彼は誰かがお菓子を食べていると必ず寄ってきて「一口ちょうだい」という。

 

彼が何かを奢っているところは、見たことがないと言いたいところであるが、残念ながらある。

 

ケンタッキーのバーレルを飲み会で豪快に振る舞っていた。

 

意外と太っ腹なのだが、飲み会以外でも基本的に夕飯がケンタッキーらしく、彼の肌荒れが気になるところだ。

 

そんな彼が火に油を注ぐ瞬間を目撃してしまった。

 

それは私がメンバーのフランス人にワインを誕生日にプレゼントし、そのお返しにチョコレートをもらった時だった。

 

「一口ちょうだい!」

 

いつも通り大きなハイエナが寄ってきた。

 

「フランス人にもらったの〜。」

 

彼にも感謝をしてね、の意味でそう伝えた。

 

「え!?りんちゃんだけずるくない!?俺にもくれよ!」

 

40歳のナイジェリア人が32歳のフランス人にたかっていた。

 

彼が誕生日プレゼントをあげたのかは知らないが、フランス人のツンとした表情。

 

恐らく彼は墓穴を掘ったのだろう。

 

こういう時に私は「素直謙虚感謝」と森脇健児の名言を思い出すのだが、

そんな言葉ナイジェリアにはなさそうである。