オランダに住んでいる人(30歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。
【一人暮らしの量じゃない量が焼ける】
オランダの都市部にて、前回は焦がしたので今回は慎重にピザを焼いたら、生焼けだった私がお送りする。
好きなオーブン料理を紹介したい。
以前住み込みで働いていたホステルにもオーブンはあったのだが、仕事でパンを焼く際に使っていたこともあり夕食時に”業務中”の気持ちになってしまうのでなかなか使っていなかった。
そして極小のキッチンだったので、オーブンが頭上に設置されていた。
背の高いオーナー夫婦でも顔面の位置にオーブンの取り出し口があった。
いつか私は大切な食料を落としそうだったので、避けていたのだ。
今のシェアハウスには、きちんと腰より下の位置にオーブンが配置されているので、安心して使用している。
オーブンを使い始めて感じたことは、オランダではオーブンのあるなしで料理の充実度が変わる。
いや、かっこつけて書いてしまった。
料理の手軽さが変わるのだ。
温めて、タイマーをセットし、忘れないように取り出すだけ。
たったそれだけで、前述のピザだとかラザニアだとか、もしくはフライヤーを使わずに揚げ物が完成する。
スーパーでもオーブン用の食品が多数売られている。
体感で言うと、日本のスーパーの”冷凍食品”がそっくりそのまま”オーブン調理食品”になっている。
オーブンで調理できるものは電子レンジでも調理できることもあるが、それでも売り場の与党はオーブン調理食品だ。
オーブンの利点は、フライヤーを使わずに揚げ物ができるところにもある。
オランダの家庭では手入れが大変そうなのに何故かフライヤーが普及している。
私のシェアハウスには存在しない発明品だ。
なので例えフライヤーがなくても、鍋で油をたくさん使わなくても、オーブンで焼けるのは重宝している。
ちなみに私が今まで食べたオーブン調理食品の中で一番好きなものは、フィッシュフライだ。
ハーグで一番好きなお店はスコーンを出すお店なので、先祖の誰かがイギリス人なのかもしれない。
油で揚げていないので、食べる際には罪悪感なしにマヨネーズをたっぷりつけて食べられる。
そのせいだろうか、若干お腹がぷにぷにしてきたのでパソコンの前でぽちぽち文字を打つより、歩いてきた方が良さそうだ。