【オランダの病院で働く日記 71】
同僚のマークはよく女性と話しているのを見かける。
少年とも話しているのを見かけるが、本人が元プレイボーイなのか圧倒的に女性と話していることの方が多い。
何故勝手に”元”とつけたかというと、マークは60歳を越えているので敬意を評して元と付けさせて頂いた。
そんなマークと今日は一緒のシフトだった。
私がサービスカーゴと呼ばれるグラスが7、8ケースパンパンに詰まったカーゴをうんしょこらしょと引っ張っていた時のこと。
「力持ちだねぇ」
「そうでしょう」
「きっとりんちゃんはムキムキなんだね」
「見て私の二の腕」
私はユニフォームをめくって頼りない腕を見せた。
「うわぁ!びっくり!ムキムキ!こんなムキムキな腕見たことない!」
言えば言うほど虚しくなるからやめろ!!!!
私は7年くらい家で宅トレをしており、今までは下半身のメニューばかり行なっていたのだが、今年から二の腕のトレーニングを始めたところなのだ。
・・・
まだまだ私の二の腕は細かった。ぷにぷにだった。
いずれマークを「え・・・すごい鍛えてるやん」と引かせるくらいの二の腕になりたいものだ。