オランダワーキングホリデー情報局

オランダでのワーキングホリデー(2021-2022)の情報基地。毎年200人行っているはずなのに全員地球からログアウトしたのか、情報が少ないので立ち上げました。

【博多華丸大吉を観ながら書いている】

オランダに住んでいる人(30歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。

 

 

【初めてバリュー】

 

オランダの都市部にて、部屋からNS(電車)の新型車両を毎日眺めながら、自分が乗る時は毎回旧型がホームに滑り込んでくる人生を送っている。

 

先日、ひょんなことから友人にスケートボードを教えてもらうことになった。

 

私は以前、ミニクルーザーという小型のスケボを持っていた。

 

しかし、家で乗るだけであった。

 

結局一度も外に連れ出さずに彼を、メルカリという大海原に再び帰してしまったことがある。

 

あの頃はポケモンGOに熱を上げており、大阪は特に南港ATC周辺や、ポートタウン駅がレアポケモンの密集地だった。

 

あそこら辺は埋立地なので、レンタルサイクルもなくバスの本数が少ない。

 

降りた駅からスケボでサッと移動できたら楽だなと思い購入したのだ。

 

結果、スケボはそのまま我が部屋に眠り続けた。

 

電車にスケボを持って乗ることがそもそも億劫だった。

 

それ以来のスケボだったので、実質初心者だろう。

 

そもそも、久しぶりのくせに「昔持ってた」と進言して、ある程度ハードルが上がることに見栄を張れること以外の利点がない。

 

なので私は「スケボやってみる?」と提案してきた友人に「初めてやるわ!」と満面の笑みと大嘘で返事をした。

 

その後、広い道路に連れて行ってくれた友人は最後まで「一回乗ったことあるでしょ?」とは聞いてこなかった。

 

徹頭徹尾、ずぶの素人だったのだ。

 

第一に、友人が貸してくれたのはロングボードという、本体が長くスピードの出るものだった。

 

一般的なスケボのイメージである、技を繰り出すタイプのボードではない。ゴン攻めできない。

 

街中を滑走するようにスピードが出やすくなっているタイプだった。

 

これは、ビビリの私にはハードルがあべのハルカスくらい高かった。

 

スカイツリーは言い過ぎだ。

 

第二に、私はバランス感覚がないに等しい。

 

二足歩行している時ですら、距離感を誤って左半身を思いっきり壁にぶつけること数しれずなのだ。

 

とくに油断している家の中が頻発地域だ。

 

壁が日ごとに10cmとか、大胆な距離を移動しているのでは?と思っている。

 

昨日ぶつからなかった壁に思いっきりぶつかる理由はこれしか思い当たらない。

 

書いていて、これはまた別の問題かもしれないなと思ったが、とにかく不器用なのが伝われば幸いだ。

 

話を戻そう。

 

おそらく30分ほど手取り足取り教えてもらって、なんとか立てるようにはなったが、止まることと漕ぎ出しができなかった。

 

しかし、とても楽しかった。

 

私は未体験に興味がある。

 

ロングボードに乗るという初めての経験は、きらきらだった。

 

年が明けたが、まだまだオランダにはきらきらが落ちていそうだ。