オランダワーキングホリデー情報局

オランダでのワーキングホリデー(2021-2022)の情報基地。毎年200人行っているはずなのに全員地球からログアウトしたのか、情報が少ないので立ち上げました。最近はオランダの病院で働くブログ。

【とうとうレストランでネズミの死体を見つけました】

【オランダの病院で働く日記 81】

 

 

オランダでは、学生の夏休みは8月末にきっかり終わる。

 

学生たちが戻ってくるので、9月から再開するもう一つのレストランの清掃をしようという話になった。

 

任されたのは私とテクリット。

 

テクリットというなんか口ずさみたくなる独特の名前の彼はアフリカ系だ。

 

誰にでも「サッカー好き?」と聞く私に対し「バスケの方が好き」と言った人でもある。

 

バスケか・・・八村塁しか手札がないな。

 

 

 

いつも働いているレストランとは別棟にある小規模なレストラン。

 

徒歩2分ほどで到着して、鍵を開けて早速作業に取り掛かった。

 

二ヶ月ぶりにキッチンを開けたためリーダーであるヒューゴもついてきた。

 

(カウターとイルケがバカンスに出かけているため臨時のリーダー)

 

テクリット「ヒューゴはもうバカンスに行かないの?」

 

ヒューゴ「3週間取ったからなぁ」

 

他愛のない話をしながら作業をしていると、事件は起きた。

 

ヒューゴ「あ。」

 

ヒューゴの視線の先には排水溝の横にころがるネズミ。

 

私は無言で後退りし、対角線上にあった壁にべったり張り付いた。

 

落ち着くためには適度な距離ってもんが必要だ。

 

私「生きてる?死んでる?」

 

ヒューゴ「死んでる」

 

私「ラット?」

 

ヒューゴ「違う」

 

私「マウス?」

 

ヒューゴ「そう。落ち着いて」

 

 

落ち着けねぇって。

 

なんでもっと「うわ」とか「あちゃー」とか言わないんだ。

 

「あ。」っていうから落とし物でも見つけたのかと思ったら、命を落としてるじゃねぇか。

 

二ヶ月間食べ物がなくて餓死したに違いない小ぶりなマウスだった。

 

ヒューゴ「テクリット〜面白いもの見つけた」

 

私「テクリットが見たいわけないだろ」

 

テクリット「何?・・・うわぁマジか」

 

ほら逃げた。

 

普通の人のリアクションはそうなんだって。

 

なんで普通にしゃがんで写真撮ってるんだよ。

 

ヒューゴ「グルチャに報告しようと思って」

 

私「するな!!!!」

 

ヒューゴ「え?みんなが参加してるやつじゃないよ。リーダーだけが参加してるやつ」

 

私「ならよかった」

 

 

よくねぇわ。

 

休暇に行ってるのにグルチャに仏になったネズミが送られてきたら災難だわ。

 

ネズミも仏になるのか?

 

病院にあるまじきネズミの死体だが、ハムスターよりも小さな固体だったのでまだましだと思いたい。

 

今まで食糧倉庫にいると噂されてきたネズミだが、普通にレストランにいたことで問題にならないことを願ってやまない。

 

やばいこと書いたかもしれないけどまぁいっか。