オランダワーキングホリデー情報局

オランダでのワーキングホリデー(2021-2022)の情報基地。毎年200人行っているはずなのに全員地球からログアウトしたのか、情報が少ないので立ち上げました。

【毛量おばけ】

オランダに住んでいる人(30歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。

 

 

【納得のいかない表現】

 

オランダの都市部にて、なんとなく二つ目の仕事を始め、今週三つ目に手を出そうとしている。

 

私は先日美容院に訪れたのだが、かねてから美容師さんに言われていて疑問だったことがある。

 

「お客さん、毛量多いですね」

 

これだ。

 

私は毎日自分の髪を手に取り、洗い、セットしているのでこれが標準の量だ。

 

美容師さんは毎日何人もの髪を手に取る。

 

だから彼らにとって私は”多い”に分類されるのだろう。

 

しかし、「多いですね」と言われたところで、

 

返事は「そうですか?」しかできない。

 

何故なら、前述の通り毛量は私が基準だからだ。

 

では家族と比べたらどうだと聞かれれば、

 

私の髪の毛はおそらくこの人の遺伝子を受け継いだであろう母は、50を過ぎても髪をすいてもらわないと1ヶ月で学校のほうきのような頭になってしまう。

 

会社のほうきではない。

 

学校の、枝か何かで作られたあの茶色いほうきだ。

 

では父はと聞かれると、母よりは短髪なので多少マシであるが、毛が太い。

 

祖母は幾分髪の毛が細く、まとめやすそうだったが、残念ながら母はそれを受け継がなかったようだ。

 

禿げ上がる心配のない家系で安心だが、これからも美容院を変えるたびに「毛量が多いですね」と言われ続ける運命にあるのだ。

 

自己暗示という言葉がある。

 

私は「毛量が多いですね」と言われ続けることで年齢により減るのではなく、むしろ増えているのではないかと感じる。

 

全然減らないのだ、奴らは。

 

毎晩寝る前に「そんなに多くないよ。あと、まとまりやすい柔らかい髪だよ。枕に刺さって抜けないなんてことないよ」と暗示をかけた方がいいのかもしれない。