オランダに住んでいる人(30歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。
【なんでもないです】
オランダの都市にて、国際送金でお年玉を受け取った三十路がお送りする。
それは元日を過ぎ、2日の出来事だったと記憶する。
「お年玉を送りますが、手数料が引かれるので弟より少ない額で着金すると思います」
父からの連絡だった。
私は平静を装い「送ってくれるだけでありがたいから気にしないで。ありがと〜」と返信した。
内心は
「臨時収入やぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!来月の家賃にしようぉおおおおお!!!!!!!!!」
だった。
まさかこの年になってお年玉を受け取るとは思わなかった。
というか、日本を離れて正月文化の全てが消滅した正月を送っていたので、文明を利用すればいくらでも慣れ親しんだ正月を送れるのか、と感動した。
というか今、弟にもって言わなかったか?
30歳無職で渡航してしまった姉ではあるが、20代後半でいまだにぬくぬくと実家に暮らしている家事もろくにできないだんだん肥えてきた弟にお年玉をくれてやるとは、多少文句が言いたい。
ここまで書いたところで気づいた。
まぁ、いいか。
お正月だから。