オランダワーキングホリデー情報局

オランダでのワーキングホリデー(2021-2022)の情報基地。毎年200人行っているはずなのに全員地球からログアウトしたのか、情報が少ないので立ち上げました。

【間違えてうろたえるのが観光客】

オランダに住んでいる人(30歳・♀)が送る限りなく異世界オランダ日記。

 

 

 

【はりぼてゲート】

 

 

私は数年前アムステルダムアレナに訪れた際、そのときは”取り返しがつかない!”と焦った間違いがある。

 

アムステルダムアレナはアムステルダム近郊のスタジアムで、オランダ国内の国際試合は必ずと言っていいほどここで行われる。

 

おおまかなアクセス方法はNS(電車)かMetro(地下鉄)である。

 

試合の後は、アムステルダム以外の都市から訪れた人でNSはごった返す。

 

地下鉄は市内にしか伸びていないので、たとえ5万人を収容した試合の後でも、比較的空いている。

アムステルダム市内は空き部屋がないほど人が多く、家賃が高騰しているから住んでいる人はなかなか聞かない。

 

当時の私は試合より数時間前にスタジアムを訪れて、先にアヤックスのオフィシャルショップへ出向き、仕入れ(購入)をして再びスキポール空港付近のホテルに戻るところであった。

 

スキポールへは、NSが直通で走っていて便利だ。

 

二度目のオランダ観光だったため、颯爽と改札に切符(ICチップ付きの切符。オランダでは使い捨ての切符にもICチップが使われている)を通して気づいた。

 

これ、地下鉄の改札やんけ。

 

あれ?でも、NSの切符を買って改札に通したのに、なんで地下鉄のゲートが開くんだ???

 

アレナ駅の地下鉄とNSの改札は、コンビニを挟んで隣接している。

 

また、NSの改札は2つあり、その間の改札が地下鉄となっている。つまり入口が合計3つある、なんともややこしい配置なのだ。

 

オランダの駅はどんなに大きくても基本的に無人で、改札の横にシュッと縦長のオランダ人みたいなポールが立っており、そのポールにインターフォンがついている。

 

注意していないと見過ごす存在感のなさで、今回初めてそれを使った。

 

もちろん最初はオランダ語で話しかけてくるので、一旦待ってから「英語でお願いできますか?」と聞いた。

 

「間違えて地下鉄の改札に入ってしまったんですけど、NSに入り直せますか?」

 

「そしたらそのまま出てください。」

 

「はい?」

 

「そのまま出れるんですよ」

 

「お金は引かれませんか?」

 

「引かれないっす」

 

そうっすか・・・。と通話を終えた。

 

恐る恐る改札にカードを通すと、開いた。

 

気持ち忍足でNSの改札に向かい緊張の面持ちでカードを通すと、開いた。

 

じゃあなんのための改札なんだ。

 

ICチップさえあれば、会社関係なく開くじゃないか。

 

ひょっとしたら、ICOCAでも開くかもしれない。